パルティ4コマ漫画
いせ広報に掲載しました「パルティいせ情報」の記事を紹介します。
NPОにとっての委託
H24.01.14
NPОにとっての「委託事業」ということを考えたことはありますか?
委託事業とは、本来、委託元がしてもらいたい仕事を第三者に行ってもらい、その対価として経費などが支払われるというのが一般的なものです。
NPОがよく委託を受けるのは、企画提案型とか協働型といわれる委託事業などです。NPOは、市民としての立ち位置で事業を実施するので、効果的だったり、良い成果が出せたりということがあり、NPOに対する委託は、昔に比べて随分増えました。
しかしながら、委託元との擦り合わせがしっかりできないまま契約を結んで実施してしまうと、本来NPOがしたいと考えているものとは違ったものとなってしまい、委託元にとってもNPOの側にとっても良くない結果になりかねません。
委託事業は、活動の幅を広げたり、団体の力になったりすることもあります。
NPOがしたいと思っている活動に対しての補助金や助成金とは本質的に違いますから、しっかりと考えて契約し、実施していく必要があるのです。
NPOらしさ
2011年11月
NPOらしさって何でしょう?
すごく基本的なことですが、災害支援のことを例にして説明したいと思います。
今回の東日本大震災での災害支援では、行政や自衛隊、消防関係など、公的な支援が重要なのは言うまでもありません。しかしなが
ら、NPOは、公的機関の手が届かない支援を民間レベルで地道に確実に実施しているのです。
例えば、チームを組んで被災地でボランティア活動を行う若者たちが現れたり、放置されたペットを保護する団体が現れたり、原発について考える団体が各地で生まれたり、被災地の物産展を開く団体が現れたり、被災地に投資を促す経済活動の支援を行う団体が現れたりしています。困っていたり、不安がっていたりする人のために、民間にしかできないさまざまな活動を展開しているのがNPOなのです。
この多様性がNPOらしさであり、活動に賛否両論があるかもしれませんが、いろんな価値観を認めることが、強い地域づくりにつながるように思います。